登山グッズ紹介

VOL01 登山靴

まずは足元から。自分にあった靴をみつけよう!

自分にあった靴・シューズを選ぶことは登山の基本。
今回は靴の「選び方」「履き方」「手入れの仕方」をマスターして、快適な高尾山ライフの第一歩を踏みだしましょう!

靴の選び方

ミドルカット or ハイカット?

低い山とはいえ、やはり山歩き。凸凹な道も多いもの。ローカットやスニーカーでは、ちょっとした時に足首をひねってしまうなど、足首の保護がウィークポイントの一つです。
そこでお薦めは、足首を守れる「ミドルカット~ハイカットの軽量タイプ」。

今回の先生、銀座 好日山荘 ストアチーフ 金澤太郎さん
今回の先生、銀座 好日山荘 ストアチーフ 金澤太郎さん

ミドルカットは、ふもとでの観光など平坦な道を歩くときも歩きやすいです。
ソールも、ソフトなものが多いので歩行もスムースにでき、かつ足に馴染みやすいです。
ハイカットは、ミドルに比べ、よりしっかりと足首を保護してくれます。
アップダウンや、石ころが多い場所などでもしっかり歩けます。

高尾山だけならミドルカット、陣馬山などへの縦走を考えるならハイカットもオススメです。

berghaus(バーグハウス) エクステラ ミッド GTX

berghaus(バーグハウス) エクステラ ミッド GTX
15,000円(税別)

MAMMUT(マムート) T エナジー GTX

MAMMUT(マムート) T エナジー GTX
19,000円(税別)

【素材のお話】やはり“ゴアテックス”

耐水性や透湿性、そしてその耐久性を考えると、やはり“ゴアテックス”がお薦め。
アッパー(ソールより上の部分)の素材は、ファブリック系かレザー系がありますが、丈夫さなら断然レザー。
最近は手入れも簡単になっていますし、冬季の寒さ対策にもなります。
ただしこれは、1,000~2,000mの冬山などでの話。
低登山であれば、値ごろ感もあるゴアテックス使用のファブリック系で十分です。

少しお値段は高めですが、アッパーがヌバックレザーで、ソールの張替えも可能なクラッシックなデザインのシューズも人気です。高尾山を切っ掛けに本格的な登山を目指すなら選択肢の一つに。

zamberlan(ザンバラン) フジヤマ・プラスNW GT

zamberlan(ザンバラン) フジヤマ・プラスNW GT
43,000円(税別)

実際に履いて選ぼう!

靴を選ぶときは、実際に履いて選ぶことが一番のポイント!
そして選ぶ時には、実際に使用する厚さの靴下を履いてあわせましょう。靴下を決めないとサイズが決まりません(※靴下が無い場合は0.5cm~1cm大きいモノを)。
靴下を忘れてもお店には、試し履き用の靴下を用意しているので、仕事帰りに革靴でちょっと寄る、なんてときも安心です。

試し履きの際は、まず足をつま先に寄せるのがポイント。
その時にかかとに隙間が出来ますが、ここにギリギリ指一本入る程度がサイズの目安です。

トントンとつま先に寄せてから、かかとに指を入れて確認。
トントンとつま先に寄せてから、かかとに指を入れて確認。

靴は、幅があったものを選びましょう。緩いのは歩行中に足がずれてダメ。逆に締め付けが強いと親指や小指の付け根を痛めることもあります。
足全体をしっかり「包み込む」ようなフィット感があるものを選びましょう。

靴の履き方

靴を選んだら、いよいよ高尾山へ!
しっかり選んだ靴ですが、履き方にも色々なコツがあります。そのコツを学んで快適な山歩きを満喫しましょう!

how-to-wear1

1)最初に靴紐をつま先から緩め、入口をしっかり拡げて、足を入れます。

how-to-wear2

2)かかとの先を地面につける感じで軽くコンコンと。
靴のかかと側に足が寄りますね。つま先に隙間が出来ますがここが大事なアソビになります。

how-to-wear3

3)つま先部分から紐をしっかり手繰り寄せながら絞めていきます。ベロもしっかりした位置に。

紐はしっかり結ぶ

紐を結ぶとき、締め方が甘いと下りでつま先が前方にずれやすくなります。
そうするとつま先があたって痛くなり、これが続くと爪が割れて痛い思いをすることもあります。
要注意!

「登りは緩めに、下りは強めに」というパターンもありますが、山にはアップダウンが付きものです。頻繁に締め直すことは難しいので、基本として、紐はしっかり締めましょう。
ただ下山し平坦な道になったら、逆に紐は緩めます。
足首が動きやすくなり、普通の道が歩きやすくなります。

「紐は緩むもの」です。休憩のときなどを利用して締め直すようにしましょう。

【TIPS】緩みにくい結び方

how-to-tie1

フックは上から下へ
フックに掛ける時、上から下へ回すと靴紐が交差する形になります。こうすると紐同士の摩擦で緩みにくくなります。

how-to-tie2

二回、回して結ぶ
蝶結びの際、結び目を作る時に二回、回してしめると緩み難くなります。

手入れの仕方

自分にピッタリの靴を見つけ、足にも馴染んできました。既に立派なあなたの相棒です。
ならばしっかり手入れをしてあげましょう。これが長持ちの秘訣です。

how-to-maintenance11)帰ってきたらまず中敷きを外す。外した中敷きはしっかり陰干し。
靴の中にも知らず知らずのうちに砂や小石が入っています。これは靴の内部を痛める原因にもなります。しっかりと掃っておきましょう。

how-to-maintenance22)ソールに付いた泥や、溝に挟まった小石などもしっかりとっておきます。

how-to-maintenance33)靴紐を外して、全体の汚れを落とします。
[アッパーの汚れ]
・軽い汚れの場合は 布やスポンジに水などをつけ落とします。
・汚れがひどい場合はしっかり水洗い。ソフトなブラシなどを使うのもok。(硬いブラシやタワシは、本体を痛めるので使用は避けましょう)
・市販のシューズクリーナーを叩くようにして塗り、水で流せば、さらに綺麗に。

ソールの素材はゴムなので丈夫ですが、ポリウレタン素材のミッドソール部分は綺麗にしないと、加水分解による劣化を早めます。しっかりと掃除しておきましょう。

4)綺麗になったら、陰干しでしっかり乾燥させます。
保管のときは、箱には入れず高温多湿を避けるようにしましょう。室内の下駄箱などがベスト。

これで完了です。

特にゴアテックスの場合、その機能を活かす上でも掃除はしっかりとしましょう。素材自体の撥水性、透湿性の低下の原因になります。

また、撥水スプレーなども便利なアイテムです。
ちなみに撥水スプレーには2つのタイプがあります。

シリコン系 = 被膜を作る感じ。
フッ素系 = レインウェアなどにも使用で、水を弾くイメージです。より透湿性に優れます。

スプレーだけでなく、塗り込むタイプもあります。靴のタイプに応じて使い分けましょう(店員さんに相談すればベストなモノを選んでくれますよ)

靴の寿命は平均4~5年。どんなに気にいった靴でも寿命は5年前後です。レザー素材の場合、ソールの張替えも可能ですが、その際、部分的に削ったりするので、どうしても形が変わってきます。ボロボロになる前に思い切って買い替えましょう。

足回りのアイテム

その他、足元に関するアイテムの選び方をご紹介します。

インソール

多くの人が使って、その効果を実感しているアイテムです。

左が「Super feet」。右が純正インソール。
左が「Super feet」。右が純正インソール。


よく見かけるのは、衝撃吸収やクッション性を高めるタイプですが、クッション性だけを重視したモノは柔らかい素材が多く、使っている間にどうしてもつぶれてしまいます。
そうなるとインソールで補完した足裏のアーチが崩れてしまいます。これは疲れの原因になります。

そこでオススメは、足本来の機能を最大限に発揮させてくれるモノ。
足の骨格アーチを崩さないインソールがベストです。さわると硬い感じがしますが、そもそも足裏には脂肪があり、それがクッションの役割もしてくれているので、クッション性よりも、足の自然な形をキープできるかがポイントになります。
写真左は「Super feet」。4,300円(税別)から購入できます。

なお、人それぞれの形=アーチがあるので、色々と試して自分にピッタリのモノを探してみましょう。

靴下

必ずはくのが靴下。このチョイスにもこだわってみましょう。
まず基本として“厚み”は変えない方がよいでしょう。厚みを変えると、靴のフィット感が違ってしまいます。

靴下の厚みは大別すると、“薄手”、“中厚”、“厚手”がありますが、通常の使用には“中厚”がお薦めです。
素材は、一年を通して使用可能(夏も比較的快適、冬は保温性もある)なウールがお薦め。
レザーなど硬めの靴を選ぶときは、厚手の選択もアリです。
靴と購入時にセットで揃えるのがベストですね。

 

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好日山荘さんのご協力で登山グッズを紹介するこの企画、第1回はいかがだったでしょうか?
あわない靴での山歩きほど辛いモノはありません。
お店で納得のいくまで試し、“自分にあった”ベストの靴を選びましょう。

店舗写真銀座 好日山荘

〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-1 銀座風月堂ビルB1、B2(GoogleMap
TEL:03-6228-5018
営業時間:11:00~21:00
好日山荘HP:http://www.kojitusanso.jp/

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