登山グッズ紹介

VOL05 熱中症対策

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しっかり暑さ対策をして、夏でも山を楽しもう!

標高の低い高尾山では、夏は山とはいえ、街とあまり変わらない暑さになります。
そこで注意しなければいけないのが熱中症。
水分補給や紫外線対策が大切とわかっていても、ついつい無理をしがちではないでしょうか?
そこで、好日山荘さんご協力「登山グッズ紹介」コーナーの第5回テーマは「熱中症対策」。
しっかりとした対策をして、暑い時期でも高尾山を楽しみましょう。

好日山荘 調布パルコ店 渡邊綾子さん
今回の先生:好日山荘 調布パルコ店 渡邊綾子さん

水分と塩分を補給しよう

マイボトル

なんといっても大切なのは水分補給。
高尾山の場合、1号路や山頂には売店や自動販売機がありペットボトルなどの飲料を買うことができますが、1号路以外の登山道にはそのような施設はありません。
奥高尾も週末には茶屋が営業していますが、平日は営業しておらず、飲み物を手に入れる手段がありません。
途中で飲み物を買うことができないルートに行くときは、自分でボトルや水筒を用意して持っていくようにしましょう。

自分好みのマイボトルは用意しておきたいアイテム
自分好みのマイボトルは用意しておきたいアイテム

ナルゲンなどのプラスチックボトルは丈夫で軽いので、ハイカーによく使われています。
いろんな色があるので、自分好みのボトルをゲットしましょう。
冷たい飲料のほか、暖かい飲み物も入れられるので冬にも活躍します。

nalgene(ナルゲン) カラーボトル 広口0.5L

国を超えて世界中のあらゆる地域のハイカーやキャンパー、クライマー、バックパッカーらに信頼されているプラスチックボトル。

ハイドレーション

ハイドレーションとは、ザックに収納した平たいソフトボトルに飲み物を入れておき、そこからチューブで吸って水分補給をするシステム。
立ち止まったりザックを下ろしたりしないでも水分補給できるので、登山やランニングではよく利用されています。
登山用のザックには、ハイドレーションを収納するスペースがあるものも多いので、自分のザックを確認してみましょう。

ハイドレーションオススメ2点
オススメのハイドレーション

ハイドレーションの一番のメリットは歩きながら飲めることですが、ザックの重量バランスが良くなるのも利点のひとつです。
飲み物は重いので、入れる場所を考えないとザック内の荷物のバランスが悪くなり、余計な疲労の原因になります。しかしハイドレーションは重心が背中に近くなるので、バランス良く水分を持ち運ぶことができるのです。
また、飲み終わったら畳んで小さくできるので、荷物にならないのもメリットのひとつですね。

容量は1L~3Lまで様々な種類があります。
容量は1L~3Lまで様々な種類があります。

デメリットとしては、メンテンナンスの手間。
使用後はしっかりと乾燥させないと、菌やカビが発生する原因になります。
水以外のスポーツドリンクなどを入れた場合は特に注意が必要です。
山から帰ってきたら、しっかりと手入れをしましょう。
専用のクリーニングキットを使うと、チューブの内部もキレイに清掃できますよ。

Platypus(プラティパス) 給水用 ボトル ビッグジップ EVO

臭いが付きにくいプラティパスハイドレーションシステムの最新モデル。

塩分補給

水分補給と同時に忘れてはいけないのが塩分補給。
スポーツドリンクや経口補水液を飲んでいればいいのですが、水や麦茶だけで水分補給をする時は、別に塩分補給をすることが大事です。
夏場は汗と一緒に体内の塩分も出ていきますので、歩きながらなめれる飴やタブレットを用意して、小まめに補給するといいでしょう。
夏に山歩きをしていると、朝・昼ご飯のとき摂取する塩分だけでは不十分になりがちです。

水分だけでなく塩分の補給もこまめに
水分だけでなく塩分の補給もこまめに

帽子は必需品。ハット or キャップ?

日よけの基本は帽子です。暑い夏は必ず用意しましょう。

帽子にはハットとキャップがありますが、それぞれ特徴があります。
ハットはつばが後ろまであるので、首の後ろの日焼け防止に効果があります。
一方、キャップは通気性が良く、また、フード(レインウェアなどで使う)との相性が良いという利点があります。
好みの部分も大きいですが、メリット・デメリットを考えて、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

夏の登山では、帽子は必ず用意しましょう!
夏の登山では、帽子は必ず用意しましょう!

熱中症を防ぐには動脈が流れている所を温めないことが大事。
首筋には脳へ向かう動脈が流れているので、日光を当てないようにすると熱中症対策に効果があります。
この点では後ろの首筋までカバーしているハットの方が優れていますが、キャップでもタオルやネックゲイターを巻くことで解消できます。
また、キャップでも後ろに収納できる日除けスカートがついたものもあります。

[マーモット] BC WORK CAP

収納式の日除けを搭載したワークキャップです。日差しの強い春夏の季節におすすめの帽子。カラー展開あり。

ハットの場合は、キャップに比べると通気性が悪くなりますが、メッシュを取り入れた通気性のあるハットもあります。
このように、それぞれのデメリットを解消した製品もあるので、選ぶときにチェックしてみてください。

ハットを選ぶ際は通気性も考えよう
ハットを選ぶ際は通気性も考えよう

THE NORTH FACE ホライズンハット

UVケア機能をもち、頭囲にぐるりと配置したベンチレーションメッシュパネルで通気性を確保。カラー展開も豊富!

紫外線対策グッズ

標高が上がれば紫外線も強くなります。
高尾山は標高が低い山なので、2000m超えの山のような対策はいりませんが、それなりに日差しは厳しいです。
対策をして紫外線から肌を守りましょう。

日焼け止め

山歩きをすると長時間日光のもとで活動することになります。
高尾山では木陰の登山道も多いですが、山頂や稜線では日光を遮るものがない場所も多くなります。
女性はスキンケアの意味でも日焼け止めを用意しておくといいでしょう。
男性でも最近は、紫外線が肌に悪影響を与えるということが一般的に知られてきていて、日焼け止めを使う方が多くなってきています。

ヴィーヴォ アウトドアUV ホワイト 日やけ止めスティック

アウトドアUVは固形でスティックタイプだから持ち運びしやすい。いつでもこまめにささっとひと塗りできます。SPF50+ PA+++

アームカバー

夏の高尾山は半袖で登る方が多いですが、腕が日差しにさらされることになります。
女性であればアームカバーを検討してもいいでしょう。
暑ければ外すのも簡単ですし、虫にも刺されにくくなります。
(男性であれば、薄手のシャツを1枚ザックに入れておくといいかもしれませんね)

半袖ウェアならアームカバーも考えよう
半袖ウェアならアームカバーも考えよう

アームカバーはいろいろな素材が出ていて、着けた時に冷たいクーリング効果のあるものもあります。ヒンヤリと冷たく夏にはオススメです。
手の甲をカバーするタイプもありますので、手のシミ予防にもなります。

グローブ

グローブは寒い時にするイメージですが、夏場の紫外線対策にも役立ちます。
手は日焼け止めを塗っても意外とすぐに落ちてしまいます。
UVカット機能のついたグローブを着けたままの方が、紫外線対策に良い場合もあるのです。

登山の場合は、岩に手をついたり、ストックを持つことがありますので、通るルートによっては夏でもグローブは用意しておいた方がよいでしょう。
夏はメッシュで通気性の良いものや、指先がないタイプのグローブも選択肢になりそうです。

グローブには日焼け止めの役割も。
グローブには日焼け止めの役割も。

サングラス

日焼け止めというと肌のことばかり気にかけがちですが、目もケアが必要です。
目に紫外線が入ると脳が反応してメラニンができてしまい、「目から日焼けする」ということが最近知られてきています。
紫外線から目を守るサングラスも、夏のアウトドアでは重要なアイテムになってきています。
UVカット機能のあるサングラスをぜひ用意してみましょう。
デザインも豊富なのでいろいろと試して、自分にピッタリなサングラスを選びましょう。

日焼け防止にサングラスも用意したい。
日焼け防止にサングラスも用意したい。

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夏の高尾山を安心・快適に楽しむためにも重要な熱中症対策。
水分+塩分の補給と、日焼け対策を万全にして夏の高尾山を楽しみましょう!

店舗写真好日山荘 調布パルコ店
〒182-0026 東京都調布市小島町1-38-1 調布パルコ6F(GoogleMap
TEL:042-426-8055
営業時間:10:00~20:30(※金曜日のみ 10:00~21:00)
好日山荘HP:http://www.kojitusanso.jp/

(※この記事は2014年に取材・執筆したものに、最近の情報を反映し再構成したものです。)

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