2号路は全長900mの短いコースで、高尾山の中腹を1周しているループコースです。
高尾山の南斜面を通るコースと北斜面のコースの2つに分けることができ、それぞれ15分ほどで歩けます。
南側コースの入口は霞台の展望台の横にあります。
入口に「この先琵琶滝方面への道は上級者向けです」との看板がありますが、これは2号路のことではありません。
この先琵琶滝方面へ抜けるルートへの分岐点があり、そちらのルートへの注意書きですので、2号路に行く人は安心して進みましょう。
しばらく下っていくと、分岐点が現れます。
左に降りて行く道が先ほどの「琵琶滝方面へ抜けるルート」です。2号路は真っ直ぐの細い道を進みます。
琵琶滝については、以下の記事をご覧ください。
2号路はずっと細い道が続きます。
すれ違いは普通にできますが、2人で歩いている場合、並んで歩くというよりは前後になって歩く感じです。
道は狭いですが、左側はところどころ展望が開け、圧迫感はありません。
カシ類などの常緑樹林の中を快適に歩いていきます。
このコースの右上には1号路が通っているのですが、時折1号路からの賑やかな声が聞こえてきたります。
2号路は人通りの多い1号路とは対照的に人が少ないので、その対比を楽しむこともできます。
2号路はほとんど起伏がなく、のんびりと歩くことができます。
10分ほど歩くともう2号路出口に続く階段が見えてきます。
階段の途中で3号路へ入る道がありますが、取材時の2011年11月、3号路は通行止めになっていました（9月の台風による土砂崩れのため）。
階段を鋭角に曲がって登っていくと、浄心門に出て1号路と合流します。
2号路から1号路に出ると、あまりの人の多さに裏路地から繁華街に出たような気分になります。
2号路はハイシーズンでもすいていますので、「山に来たのに人ごみでげんなり」という方は、途中2号路を通ってみるのはいかがでしょうか？
あまり遠回りにもならず、手軽に高尾山の自然林を満喫できるコースです。
浄心門の反対側からは、4号路、2号路北側コースに入ることもできますので、1号路を通らずそちらのコースを行くことも可能です。
