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【高尾山】5/3 GW後半戦初日!大賑わいだが以前より混雑はちょっと少なめ?

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毎年、紅葉シーズンと並んで混雑するゴールデンウィークの高尾山。
以前はケーブルカーが60分待ちになるなど、かなりストレスフルな混雑もありましたが、近年はそこまで混むことはなくなってきたように思います。
GW後半戦の初日である5/3に取材してきましたが、混雑するポイントはあるものの、そこまでストレスになるほどの混み方ではなく、皆さん楽しそうに登山を楽しんでいました。

ふもと(ケーブルカー清滝駅)

この日、高尾山のふもとに着いたのは12:30。登山には少し遅めのスタート時間です。
去年GWの午前中に取材にきたときは、ケーブルカーには待ち行列ができていましたが、この日は列はありませんでした。
山頂で昼食を食べるために午前中から登り始める方が多く、お昼過ぎだとふもとは空いているということなのかもしれません。
ただ昔はこの時間でも長い列ができていたような気もします。

ケーブルカー清滝駅前

高尾山はケーブルカーとリフトで山腹まで登れます。以前はケーブルカーの方が人気でしたが、コロナ以降はリフトを選ぶ人の方が多く、この日もリフトの切符売り場には列ができていました。

リフトの切符を買う列だけ、駅舎の外まで延びてました
駅舎内のきっぷうりば。赤テープの右がリフトの列。左のケーブルカーは1列だけで比較的空いている

ケーブルカーは比較的待たずに切符を買えそうだったので、この日はケーブルカーで登ることにしました。
普段は15分間隔で出発するケーブルカーですが、GWは10分間隔で運行しています。
1本待つだけで乗車できました。

山腹

ケーブルカー高尾山駅

ケーブルカーで山腹に上がると、時間は13時。
早い時間から登っている方はそろそろ下山の時間ですが、まだケーブルカーに列はできていませんでした。
駅の近くにある名物「天狗焼」の方が長い列をつくっているくらいでした。

13時の写真。奥の建物がケーブルカー高尾山駅の駅舎、右手前が天狗焼の販売所

登山道

ケーブルカー駅から薬王院への登山道(1号路)も、普段よりは賑わっていますが、そこまでは混雑していない印象でした。
見どころや合流地点などでは、どうしても人が滞留しますが、それ以外の道は快適に歩くことができます。
今の時期は新緑がきれいなので、木々の緑を楽しみながら歩きます。

登山道(1号路)はそこまで混雑していない。新緑がきれいです
男坂と女坂が合流する場所にある「権現茶屋」はどうしても混雑しがち

薬王院

薬王院も境内はそこまで混雑を感じられません。

薬王院の本堂前。そこまで混雑していません

しかし、薬王院から山頂へ向かう道で狭い階段の箇所があり、そこで渋滞がおきていました。
この階段は追い越しが難しく、小さい子どもがゆっくり歩いていると、どうしても後ろが詰まってしまいます。毎年渋滞が起きるポイントです。
ただ、例年だともっと列が長くできているのですが、この日はそこまでの列にはなっていませんでした。

渋滞の始まり。この先に階段があります
渋滞している階段の様子
階段を下る側でも待ち行列ができていました

階段を抜けて薬王院の敷地を出てからも、山頂までは狭い道が続くので、少し渋滞が起きていました。
しかしここも階段同様、例年よりは混んでいない印象でした。

薬王院から山頂までの登山道でも渋滞が起きます

山頂

山頂は高尾山でもっとも混雑するスポットです。
今まで歩いてきた1号路も人が多いですが、山頂では他の登山道で登ってくる人も集結するので、たくさんの人が集まります。
また昼食や休憩で長い時間滞在する人が多いのも、混雑する理由のひとつです。
この日もたくさんの登山客・観光客がいました。

山頂の標識で記念撮影をする人たちの長い列
茶屋に入るのにもかなり待ちます

ただ、この混雑も昨年よりは少ないような気がしました。
山頂に到着したのが13:30で昼食の時間が過ぎていたので、一番の混雑時間が過ぎていたせいかもしれません。

展望台からは富士山が見えるのですが、この日は雲に隠れて見えませんでした。
午前中の方が雲がなく富士山が見える確率が高いので、それもあって早めに登る人が多いのかもしれません。

展望台の様子。富士山は雲に隠れて見えませんでした

この日はかなり日差しが強く、日陰の休憩できる場所は人がぎっしりでした。

日陰を探して休憩する人が多かったです

下山

下りは、登って来た1号路は途中の階段で渋滞することがわかっていたので、裏道である通称「富士道」という道で下山しました。
3号路の入口まで一緒の道ですが、そこから登山マップには名前が載っていない道で薬王院まで歩きます。
マップには載っていませんが、リピーターの方には知られた道で、人通りも少なく快適に歩けます。
この日も1号路の喧騒が嘘のような静けさで、新緑の高尾山を堪能できました。

富士道。同じ山とは思えないほど静かでした

薬王院を抜けてケーブルカーの駅まで来ると14:30。
13時の時点より混んでいて、列が延びていました。
待ち時間は20分のようです。

左がケーブルカーの列。13時から比べるとかなり列が延びています

ケーブルカー駅から少し離れたリフトの駅もやはりすぐには乗れないようで、整理券が配布されていました。
待ち時間は30〜35分とアナウンスされていました。

リフト乗り場。ケーブルカーより混んでいます

30分くらいあれば、山歩きに慣れている方であれば1号路で歩いて下山しても所要時間は変わりませんので、まだ体力の残っていそうな人たちは、そのまま1号路で下山してました。
ただ、小さい子供がいる家族や、往復で切符を買ってる人はもったいないので、待っている方が多かったです。
駅のそばではお団子を売ってたりするので、それを食べて待ってたりすれば、案外30分はすぐ過ぎるかもしれません。
昔あったような60分待ちとかに比べれば、そこまでストレスを感じる時間ではないかもしれません。

ちなみに僕は「琵琶滝道」と呼ばれる裏道で降りました。
この道は少し険しいところもあるので、山歩きに慣れてない人にはおすすめしませんが、6号路の琵琶滝に出れて、自然豊かな6号路も少し歩けるので好きな道です。

ケーブルカー高尾山駅近くから「琵琶滝道」で琵琶滝に下れます

GW期間中、6号路は混雑緩和のため登りの一方通行になっていますが、ふもと〜琵琶滝区間は対面通行可能なので、下りで利用することもできます。
「富士道」や「琵琶滝道」など裏道を知っていると混雑する時期の高尾山も快適に楽しめるので、何度も高尾山の来る方であればチェックしてみてください。

レポートは以上になります。
全体としてGWなのでやはり混んではいるのですが、以前のような「ディズニーランド並」と呼ばれた混雑は、近年はなくなっているような気もします。
ちょっと混むところもありますが、基本的に快適に登山を楽しめるので、ぜひ新緑の高尾山に遊びにきてみてくださいね。

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