高尾山での初日の出と初詣。見どころや注意点は?
初日の出や年越しを高尾山で楽しみたい!と考えている方も、大勢いらっしゃると思います。
毎年高尾山には、初日の出見物や薬王院への初詣に多くの方が訪れますが、いくつか注意点もあります。
特に初日の出は山頂への立入規制などもあるので、ぜひ以下の点を確認してからお出かけください。
初日の出・迎光祭
初日の出
高尾山ではいくつかのスポットから初日の出が見られますが、特に山頂は一番人気で多くの人々が訪れます。
コロナ以降、感染拡大防止のため高尾山山頂への立ち入りができませんでしたが、2023年元旦以降はコロナ以前同様、山頂でも初日の出が見れるようになりました。
ただ山頂のスペースは限られているため、毎年、日の出前に薬王院から上の道に通行規制がかかり、山頂へは行けなくなります(例年午前2〜3時あたり)。
山頂から見たいと考えている方はご注意ください。
高尾山での初日の出の予想時刻は6時48分(tenki.jp)。
規制がかかる前に山頂にいることを考えると、かなり長い時間待たなければいけません。高尾山は低いとはいえそこは山の頂上。とても寒く、低体温症で救急搬送されるケースも発生しています。また、冬の登山道は凍結により滑りやすくなっています。
ぜひ暖かい服装とすべりにくい靴を着用し、懐中電灯を準備するなどの十分な安全対策を行ってください。
山頂に入れなかった場合は、薬王院の境内、男坂の上、金毘羅台などからも、初日の出が見れます。
高尾山スミカ前の展望台や十一丁目茶屋横の霞台園地でも位置的には初日の出が見れるのですが、混雑を避けるため、この数年立ち止まらないように規制がかけられています。
そう考えると、初日の出が見れる場所は限られてきて、どこも混雑してしまいそうです。
迎光祭
初日の出にあわせ薬王院の僧侶による「迎光祭」が行われます。
以前は高尾山山頂で行われていた迎光祭ですが、2022年以降、山頂ではなく薬王院境内で行われています。2024年元旦も山頂ではなく境内で行われるようです。
日の出に合わせて午前6時30分頃から、荘厳な儀式が執り行われます。
初詣・新春特別開帳大護摩供
真言宗智山派の大本山である「薬王院」には、初詣に多くの方々が訪れます。
薬王院では毎日御護摩修行が行われていますが、お正月には御本尊が御開帳される「特別開帳大護摩供」となり、回数も多く行われます。
元日は除夜の鐘とともに午前0時から御護摩修行が始まります。
初詣・新春特別開帳大護摩供の時間など詳しい情報は、薬王院のウェブサイトをご覧ください。
運行情報(ケーブルカー・リフト・京王線)
薬王院の御護摩修行などに合わせ、ケーブルカーは12/31から1/1にかけて、終夜運転を実施します。
リフトは終夜運転こそ行いませんが、元日は午前5時より営業しています。
ケーブルカーとリフトの運行時刻は、高尾登山電鉄のウェブサイトをご覧ください。
また、京王線でも12/31から1/1は、新宿〜高尾山口駅間で終夜運転が行われます。
京王線の有料座席指定列車「京王ライナー」も、「京王ライナー迎春号」 として臨時運行されます(新宿発 高尾山口行 2本)。
詳細は、京王電鉄のウェブサイトをご覧ください。
営業しているお店
ケーブルカー高尾山駅(上の駅)の目の前にある複合施設「高尾山スミカ」や展望レストランでは、大晦日の夜から元旦まで終夜営業を行います。
ふもとでもその年によって変わりますが、いくつか終夜営業するお店があります。
その他規制など
登山コースですが、山頂への規制がかかることと関連しますが、6号路や稲荷山コースの入口で規制が行われます。
一律で立ち入れないようにしているのかと思いきや、登山装備をしていて道をわかってそうな人(例えば山頂へは行かず5号路で巻いて奥高尾に行く人など)は通れるという話も聞きます。
登山経験のない街の若者が行かないようにしているだけなのかもしれません。
その他、お正月三が日は、高尾山に続く国道20号線が大変混雑するため、車でのアクセス自粛が呼びかけられています。電車でのアクセスがおすすめです。
これらの注意事項を守って、快適な新年の高尾山をお楽しみください!
新年ならではの縁起物やおみくじも楽しみですね(^^)
また高尾山マガジンには、2019年のお正月に初詣に行ったときのブログ記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。