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VOL07 高尾山 高橋家・高橋真紀子さん

江戸末期の創業、樹齢150年の柿の木とともに歩む高橋家


そばと甘味の人気メニュー

――メニューのお話を聞かせていただきたいのですが、中でも特に人気の高いものはどれなのでしょうか?

高橋:やはり「とろろそば」がダントツの人気ですね。

――とろろの中に“とんぶり”が入っているのが特徴的ですよね!

とろろにとんぶりが入った、名物とろろそば

とろろにとんぶりが入った、名物とろろそば

高橋:とんぶりは味はほとんどないのですが、食感が楽しめるので入れています。
うちは海苔をおそばにかけないんですよ。海苔はお好みで入れていただくので(テーブルに海苔の入った缶が置いてある)、見た目もとんぶりがあると良いんです。
ちなみに「冷やしとろろそば」には、舌触りの良さや、見た目の良さから“じゅんさい”をつけあわせています。

――もともと、高尾山のとろろそばというと、薬王院の参拝者向けに精をつけるために出したのが由来と聞いたことがあります。

高橋:そうですね。やはりお山なので自然薯がとれたりしたこともあって、手軽に食べれるということもあって、出されていたようです。
あとは、京王グループさんが主催されている“冬そばキャンペーン”の影響もあって、高尾山=そばというイメージが特に強くなった印象があります。(“冬そばキャンペーン”は今年で12回目を迎える)

――それから先ほど話に出ました、“柿の料理”はどういった種類があるのでしょうか?

薄切りの干し柿スイーツ「柿日和」

薄切りの干し柿スイーツ「柿日和」

高橋:甘味の「柿日和」というのが、薄切りの干し柿になるのですが、実はてんぷらメニューの中にこの「柿日和」を揚げたものも入っているんです。甘みがあっておいしいんですよ!
それからおしんこの中にも、”柿の粕漬け”が入っています。

――やはり、柿は高橋家さんには欠かせない存在ですね!
お酒の種類もありますが、飲んで行かれるお客さんも多いのでしょうか?

高橋:そうですね、グループで山帰りにちょっと一杯、おつまみと一緒に召し上がって、最後におそば、というお客さんも多いですね。
車だと飲酒は難しいですが、京王線で来られる方はお酒を召し上がってもそのまま帰れますので。
うちはお店もスペースがありますので、10人前後くらいのグループで来ていただける方も多いです。

――人気店ということで、繁忙期などはかなりのお客さんが並んでいるのを見るのですが、どのくらいの人数を受け入れ可能なのでしょうか?

高橋:お客さんが多い時は1階の奥座敷や2階をご利用いただくこともあるんですが、1階で120名(座敷40名)、2階だと60名ほどの方に入っていただけます。
ゴールデンウィークや紅葉シーズンなどの繁忙期の「予約」に関しては、申し訳ないのですがなるべく平等にという観点でお断りさせていただいております。
ただ、お店自体はそれなりに広いので、繁忙期でも少し並んでお待ちいただければ入っていただけると思いますよ。

広々とした店内。1階には120名ほど入れる

広々とした店内。1階には120名ほど入れる

好立地であるがゆえのエピソード

――高橋家さんは、高尾山口駅からケーブルカー清滝駅に向かう道すがらにあり、お隣は不動院(薬王院の山麓別院)という好立地ですよね。

高橋:お隣が不動院ということで、よく建物がつながっていると思われることがあるらしく、「お札売ってませんか?」と聞かれることもたまにあります(笑)。
うちには、頭をスキンヘッドにしているスタッフがいるのですが、たまにお坊さんと勘違いされて拝まれてしまうこともあるようです(笑)。

お店のすぐ隣が薬王院の別院、不動院

お店のすぐ隣(写真奥)が薬王院の別院、不動院

――それは面白いエピソードですね(笑)。

高橋:実はこのあたりは薬王院さんの土地なんですよ。ですので、うちも土地をずっとお借りしているかたちです。
うちだけではなく、このあたりのお店は皆さんそうだと思います。
高尾山に限らずお寺の門前町というのはそういうところが多いようですね。

――そうなんですね!
場所柄でご苦労のようなものはありますか?

高橋:高尾山でも「ゴミ持ち帰り運動」を行っているのはご存知の方も多いと思いますが、実は山からはゴミを持ち帰っても、当店に置いていってしまう方もいらっしゃいます。
お店の横に喫煙所があるのですが、そこにゴミが山のようにたまることもありますね・・・。

――それは残念な話です。ゴミは自宅まで持ち帰って欲しいですね・・・。我々も登山者の立場として気をつけたいところです。
あと、高橋家さんにはウェザーニュースのカメラもついていますね。

高橋:あれは、このあたりでカメラを置きたいということで、ウェザーニュースさんの営業の方が来られまして。
やはり山なので皆さんお天気を見たい方が多いじゃないですか? それで社長と相談したところ、お受けすることになりました。

調節も結構難しいようで、肖像権などの問題で人が写ってはいけないようなんです。
今、ケーブルカー駅の屋根が写っていますが、それも最初入れてなかったのですが、それだとどこだか分からないので、屋根を入れてくださいとお願いしました。調節を何回もした覚えがあります。

関連記事「ウェザーニュースの高尾山ライブカメラはどこに? | 高尾山マガジン」

――最後に、高橋家さんは他のお店がお休みされている平日でも、いつも営業されているイメージがあります。お休みはいつとられているのですか?

高橋:こういう立地ですから、お客様の中には高橋家が閉まっていると、なんだかさびしいと言ってくださるかたもいらっしゃって(笑)。
やはり行楽地ですので今の社長の考えでもありますが、夏期、冬期に5日、春期に3日のお休みをいただくほかは、現在無定休で営業しております。どうしても年代のある建物なので定期的に修理やメンテナンスは必要になるので、たまにはお休みさせないと・・・という感じです。
その他、大雪の日などやむを得ず臨時休業させていただくことはあります。

――本日はいろいろ大変興味深い話を聞かせていただきました。どうもありがとうございました。

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