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浄心門


1号路を進み、たこ杉を過ぎると、正面に山門が見えてきます。
これは「浄心門」という門で、ここから薬王院の境内であり聖域であることをしめしています。

浄心門

浄心門。

浄心門には「霊氣満山」という扁額(鳥居などの高い位置に掲出される額)が掛けられています。

扁額

「霊氣満山」という額が掛けられている。

まさに高尾山は「霊気に満ちた山」であり古くから山岳信仰が盛んな山です。
観光客が行き交う中、山から下りてきた方が、浄心門を出たところで薬王院の方向に向き直り、一礼してから下山する姿を見かけます。
また門を抜けたところには、大きな「殺生禁断」の碑が建っています。
最近では登山道が渋滞するほどポピュラーになった高尾山ですが、信仰が息づいている山であるということは、おさえておきたいポイントだと思います。

殺生禁断の碑

「殺生禁断」の碑。境内はあらゆる殺生が厳しく戒められている。

この「浄心門」は両部鳥居というかたちの鳥居になっています。
薬王院は仏教の寺院であるはずですが、なぜ鳥居が??

実は薬王院には、薬師如来、飯縄大権現、天狗など、様々な崇拝対象が混在しており、これを「神仏習合」といいます。日本では明治維新の神仏分離令(天皇を奉るため神道と仏教を完全に分離する)までは、神祠と仏堂が混在して祀られることは自然なことで、特に山岳信仰ではそれが顕著だったようです。
そのため、高尾山では本社でも鳥居があるなど、神仏習合のスタイルがよくみられます。

浄心門を入ったすぐ左にも、神変堂(しんぺんどう)というお堂があり、修験道の祖といわれる役行者(えんのぎょうじゃ)が祀られています。

神変堂

神変堂。役行者が祀られている。

浄心門の手前は、いくつかの登山コースの入口になっています。
多くの人は浄心門を抜けて1号路をすすみますが、浄心門を左に行くと3号路に、右に行くと4号路に入ることができます。また4号路に入ってすぐ2号路に入ることもできます。

一番上の写真:Christopher Alan Herrmann

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