食べもの・グルメ

城山茶屋

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陣場や相模湖に向かうハイカーのオアシス。なめこ汁は絶品!

奥高尾を歩く人にとって、小仏城山は大事な休憩ポイントです。
小仏城山は、高尾山頂から陣場山・景信山に縦走するルートと、相模湖に行くルートの分岐点になっています。
この先、景信山などの茶屋は平日に営業していないので、多くの人がここで食事をしたり休憩をしていきます。

小仏城山の山頂。標識の横には展望スペースがあって高尾山方面が望めます。

「城山茶屋」はご主人の気さくな人柄や豊富なメニューから、ついつい引き込まれてしまうお店です。

ここ城山には「城山茶屋」と「春美茶屋」という2軒の茶屋が背中合わせで立っています。
小仏城山は東京都と神奈川県の県境にあり、「城山茶屋」は神奈川県、「春美茶屋」は東京都の方が経営されています。

小仏城山の2軒の茶屋。左が城山茶屋。

城山茶屋を訪れる多くのハイカーが目当てにしているのが、名物のなめこ汁。
寒い季節にここでいただくなめこ汁は、身も心も暖めてくれる絶品。
ぜひ七味を入れてお召し上がりください。

名物なめこ汁。豆腐は裏高尾の「峰尾豆腐店」のものを使っているとのこと。
なめこのヌメリが身体をあたためてくれます。

なめこ汁に入っている豆腐は、裏高尾にある「峰尾豆腐店」のものを使っているとのこと。
とろっとしていて身体を温めてくれるなめこ汁は、奥高尾の人気メニューです。

 
夏にはこれまた名物のかき氷が有名です。
思わず目を疑いたくなるような高さで、ついついテンションが上がってしまいます。

うず高く盛られたかき氷!これは大サイズの「城山盛り」

聞けばこの高さにしたのは今のご主人のアイデア。
どうやって食べようかと悩むのですが、外側が固められているので、てっぺんから中心部を掘っていくような感じで食べていき、内側を食べてから外側を崩していくとうまく食べられます。
味はレモンやイチゴ、抹茶、メロン、マンゴーなど各種選べます。

「普通」サイズ、マンゴー味。シロップは自分でかけるので量が調節できます。味噌田楽もおいしいです。
かき氷の看板。大サイズ「城山盛り」と小サイズ「普通」。「普通」でも他のお店の大盛りサイズです

これら名物のほかにも、ビールやドリップコーヒー、菓子パン、インスタントラーメンなどあります。

飲み物などのメニューも豊富。たくさんの机とベンチが並び、景色を楽しみながら食べることができます。

城山茶屋の周りにはいつも数匹の猫がいて、登山客たちをなごませています。
茶屋のご主人に聞くと、猫の数が増えすぎたときに、やはり国定公園という土地柄良くないということで、去勢をしているとのこと。

写真を撮った日は、2匹の猫ちゃんがいました。

タイミングがいいと相模湖側に富士山が見えたりして、ついつい腰を落ち着けてしまう茶屋です。

高尾山マガジンでは、茶屋のご主人 尾嶋典善さんにインタビューをさせていただきました。
茶屋の歴史やメニューの裏話などお聞きした力作ですので、ぜひご覧ください!

VOL04 城山茶屋・尾嶋典善さん

基本情報

住所 東京都八王子市裏高尾町1885−2
電話 042-665-4933

メニュー

かき氷 「城山盛り」600円、「普通」400円

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