食べもの・グルメ

城山茶屋

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陣場や相模湖に向かうハイカーのオアシス。なめこ汁は絶品!

奥高尾を歩く人にとって、小仏城山は大事な休憩ポイントです。
小仏城山は、高尾山頂から陣場山・景信山に縦走するルートと、相模湖に行くルートの分岐点になっています。
この先、景信山などの茶屋は平日に営業していないので、多くの人がここで食事をしたり休憩をしていきます。

小仏城山。正面は高尾山です。木彫りの天狗は2011年くらいに設置されました。

「城山茶屋」はご主人の気さくな人柄や豊富なメニューから、ついつい引き込まれてしまうお店です。

ここ城山には「城山茶屋」と「春美茶屋」という2軒の茶屋が背中合わせで立っていますが、実は「城山茶屋」は神奈川県で「春美茶屋」は東京都のお店になります。
城山から陣馬山までの尾根は東京都と神奈川県の県境になっているのですが、なんと2軒の茶屋の接しているところがちょうど県境になるそうです。

小仏城山の2軒の茶屋。左が城山茶屋。

城山茶屋を訪れる多くのハイカーが目当てにしているのが、名物のなめこ汁。
寒い季節にここでいただくなめこ汁は、身も心も暖めてくれる絶品。
ぜひ七味を入れてお召し上がりください。

名物なめこ汁。豆腐は裏高尾の「峰尾豆腐店」のものを使っているとのこと。
なめこのヌメリが身体をあたためてくれます。

なめこ汁に入っている豆腐は、裏高尾にある「峰尾豆腐店」のものを使っているとのこと。
とろっとしていて身体を温めてくれるなめこ汁は、奥高尾の人気メニューです。

 
夏にはこれまた名物のかき氷が有名です。
思わず目を疑いたくなるような高さで、ついついテンションが上がってしまいます。

うず高く盛られたかき氷!400円。ハーフの300円もあります

聞けばこの高さにしたのは今のご主人のアイデア。
どうやって食べようかと悩むのですが、外側が固められているので、てっぺんから中心部を掘っていくような感じで食べていき、内側を食べてから外側を崩していくとうまく食べられます。
味はレモンやイチゴ、メロン、マンゴーなど各種選べます。

マンゴー味。シロップは自分でかけるので量が調節できます。味噌田楽もおいしいです。
かき氷の看板。大は「城山盛り」というようです。

これら名物のほかにも、ビールやドリップコーヒー、菓子パン、インスタントラーメンなどあります。

飲み物などのメニューも豊富。たくさんの机とベンチが並び、景色を楽しみながら食べることができます。

城山茶屋の周りにはいつも数匹の猫がいて、登山客たちをなごませています。
茶屋のご主人に聞くと、猫の数が増えすぎたときに、やはり国定公園という土地柄良くないということで、去勢をしているとのこと。

写真を撮った日は、2匹の猫ちゃんがいました。

タイミングがいいと相模湖側に富士山が見えたりして、ついつい腰を落ち着けてしまう茶屋です。

高尾山マガジンでは、茶屋のご主人 尾嶋典善さんにインタビューをさせていただきました。
茶屋の歴史やメニューの裏話などお聞きした力作ですので、ぜひご覧ください!

VOL04 城山茶屋・尾嶋典善さん

基本情報

住所 東京都八王子市裏高尾町1885−2
電話 042-665-4933

メニュー

なめこ汁 250円
おでん 500円
かき氷 400円
ドリップコーヒー 200円
缶ビール(350ml) 400円

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